「保育園行きたくない!」朝グズり対策 正論より「虫探し」が効く理由

今日の朝も、上の子が保育園を嫌がってグズりました。
「おうちの方がいい」「YouTube見たい」「熱がある」「咳がいっぱい出てる」——いろいろな理由をつけて、なかなか出発できません。

こうした朝の対応について、我が家で実際にやっていることと、その根拠を整理してみました。

小さな頃は「さっさと離れる」が基本

赤ちゃんからしばらく成長したころ、一般的にはおおよそ7か月ごろから親と離れることで不安を感じるようになります。うちでもそんな感じだったと思います。

不安を感じる日は保育園の入り口でしがみつくことがほとんどでした。
米国小児科学会(AAP)も推奨している通り、この時期は長く引き延ばさず、保育士さんに預けたらすぐに立ち去るのが良いとされています。
ずっと親が構っていると「もっと遊んでくれる」と学習してしまい、かえって分離が難しくなるからです。

別れのときにハイタッチやハグ、頭をなでるなど、短い「お別れの儀式」を決めておくと安心につながります。

言葉がわかるようになったら「話題を変える」

今は言葉がわかるようになりましたが、正論は通じません。
「パパとママが仕事に行かないといけないから」と言っても、子どもには響きにくいものです。おそらく理解できていても自身の感情をコントロールできないのかとみていて感じます。

そこで我が家でよく使っているのが、話題を切り替える方法です。
最近、虫に興味を持っているので、

「虫さん探しながら保育園行こう!」
「雨降ってるから、何かいるかもよ」

と声をかけて外へ連れ出すようにしています。
正論ではなく、半分「騙し」のような気もしますが、結果的にスムーズに行けることが多いです。

発達心理学では、この「注意をそらす(distraction / attentional deployment)」は乳児期から使われる正式な感情調整の方法として位置づけられています。特に悲しみの調整には効果的だという研究もあります。
ただし、不安がとても強い場合は、気逸らしだけに頼らず他の方法も併用した方が良い、という指摘もあります。

熱や咳を訴えたとき

「熱がある」「咳がいっぱい出てる」と言うときは、きちんと体温を測ります。
非接触型体温計(おでこでピッ)は一瞬で測れるので、朝のグズり場面ではとても便利です。

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ただ、おでこと脇の温度は違うことがあるので、本当に熱っぽいときは接触型も併用しています。熱がなければ「熱ないね」と伝えて連れて行きます。本当に熱がある場合はもちろん休ませます。

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子どもの好奇心を把握しておく

気逸らしを上手く使うコツは、その子が今何に興味を持っているかを把握しておくことです。

  • 虫が好きなら「虫探しに行こう」
  • 花が好きなら「お花咲いてるかな」
  • 空が好きなら「雲どんな形してるかな」
  • 人形が好きなら「保育園に新しいお人形さん来てないかな」

東京の歩道で、タイルの隙間にいるアリをじっと観察していたこともあります。大人には見えないものを子どもは見つけるので、普段から観察しておくと役立ちます。

登園拒否・分離不安への基本対応(AAPなどより)

海外の育児情報源(AAP、Zero to Three、NAEYCなど)で共通して言われているポイントをまとめると、次のようになります。

  • 毎日同じ「さよならの儀式」を作る(ハイタッチ→ハグ→「またね」など)
  • こっそり消えない(必ず声をかけてから離れる)
  • 長居しない(親がぐずぐずすると不安が長引く)
  • 慣れている先生に直接手渡す
  • 「3時に迎えに来る」ではなく「お昼寝の後、おやつの前に迎えに来るよ」など、子どもがわかる基準で伝える
  • 「イヤなんだね」「悲しいね」と気持ちを言葉にして認める
  • 空腹や寝不足だと切り替えが難しくなるので、朝の状態を整える
  • 親自身が落ち着く(子どもの感情は親の様子に影響されやすい)

まとめ

今やっている「虫探しで気を逸らす」方法は、実は発達心理学的にも根拠のあるやり方です。
それに加えて、

  1. 毎日同じ別れの儀式を続ける
  2. こっそり離れず、必ず一言かけて離れる
  3. 離れる時間を短くする

これらを組み合わせると、より安定しやすくなります。

子どもが嫌がる朝は親もストレスですが、「気逸らし」と「一貫したルーティン」をうまく使いながら、少しずつ乗り越えられたらと思います。


参考・出典

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